こんばんは。ぺるみんです。レイジングループで一番好きなキャラは能里清之介。
大体2、3本に1本のペースでADVを紹介しているこちらの振り返り連載、今日紹介するのもADVでございます。
ちなみに今年遊んだADVはこちらで最後になっています。いや！圧倒的に面白いADV過ぎましたね！最近はADVの話をしているのでまた熱が沸いてますが、もう今年はこれでADVを〆て良い！と思えるほどに面白かった！！
ということでそんな名誉ADVはこちらのレイジングループ！僕はSwitchで遊びましたが、PS4やSteam、スマホでも遊べます。
こんだけ対応機種があったら、どれで遊べばいいんだよ！と、思われるかもしれませんが公式サイトに違いを纏めた図が載っています。アクセシビリティ！
www.kemco.jp
そしてここにも書いてますが、スマホは体験版があります！！この時点でちょっとでも遊びたいかなあ思った方は、ただちにインストールしてほしい。
公式サイトを見て、体験版をインストールしてくれたならもう僕はこれ以上言えることないです。じゃあね！
……というのも少し寂しいので、もうちょっと思い出を振り返りたい。
レイジングループっていうのは人狼を題材にした和風怪奇ミステリーで、死人やら狂気やらがワンサカ出てくる世にも恐ろしいゲームでございます。バイク旅行者の主人公 房石陽明は限界集落みたいな村に迷い込み、霧の出た日に人狼めいた因習に巻き込まれていきます。
奇妙なことは山ほど出てきて、人を食い破る恐ろしい化け物、因習を成立させる様々な現象、そして主人公が目覚めた「死に戻り」。死んだら最初に戻る能力で、謎の鍵を集めて全貌を明らかにしよう！というストーリーです。
また、人狼を題材にしているだけあって、誰が吊られるか、誰を人狼から守るか、そういった選択肢も出てきます（ただ、登場人物分の選択肢はないです。その分、選択肢の先にあるストーリーはハチャメチャに濃いですが。）
もうね、これが睡眠時間泥棒なわけですよ！まあ誰が吊られていくかだけは見て寝ようかな～なんて思ってたら、気づいたころには一つのルートが終わってたりしてね。
更にはお前この選択肢選んだらそんなことしだすの！？っていう奴が沢山いますしね。キャラに曲者が居すぎる！どれだけ物語を気にならせたら気が済むんだ！こっちは謎解きだけでも満腹なんだが！？って気持ちになります。
ただ、この物語において一番の曲者は主人公です。こいつは本当にやばい。
興味でなんでもしたがるし。めちゃくちゃ頭がいいからミステリーにありがちな、「なんでこうしないんだよ！」みたいにイラつくどころか、「ま、まあお前がそう言うなら正しい……」とさえなります。
そして本当にいい性格をしてやがります。ループ先で行き詰った時に「まあ死ねばいいし……」という発想が出てくる男。怖い。
あとこの作品には複数のヒロインがいて、まあループ物の性かもしれませんが、それぞれといい感じになります。主人公はちゃんと記憶を保持しているのに。この時の感情は「こいつなあ……」です。「そんなこと許せねえ！」でも「お前ならいいと思うぜ！」でもなく「こいつなあ……」です。
みんなも、普段ほぼほぼ触れないような主人公像に触れて、情緒めちゃくちゃにしちゃおうぜ！
そして面白いのが、本編クリア後にある暴露モード！あの時こいつこんなこと考えてたんだぜ！っていうのが、全部さらけ出されます。腹に一物どころかおっきな一物を抱えたやつらの真意はもうはちゃめちゃ。すべてのゲームに実装してほしい……。それくらいの大発明をしているゲーム会社さん。信用の塊になっちゃった。
そういえば、このレイジングループをやってた頃に日記を書き始めたんだよなあって当時を振り返ってみたら、こんなことを書いてました。
・「神話」「伝承」「心理戦」「心理学」「謎」「怪異」「TRICK（日本のドラマ・映画）」が好きな人には刺さる作品だと思います（つまり僕です）。
・レイジングループに出てきた「言葉に対する定義付け」の下りがめちゃくちゃ読んでて気持ち良かった。
ダイマポイントになるかは分かりませんが、こういうのが好きで、まだ遊んでいない人は是非遊んでみてください！
この作品のネタバレを知らないことは世にある幸福の中でも大きい方の一つ！
では！！
