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かきおき

23/01/23 遊んで暮らしてえよな

こんばんは。ぺるみんです。やりたい遊びが多すぎる。

 

昨日と一昨日で新クトゥルフTRPGを遊んでいました。ホラーは怖い!

TRPGでは、どこで何が飛び出してくるのかがRPGなどのデジタルゲームよりも分からなくなっているので、恐々としながら探索を進めています。不条理が味。

 

さて、クリア後に話していた「探索者ってどういう感じに作ってる?」というものの答えにそれぞれ個性があって興味深かったので、今日はその話を書いてみたいと思います。

オリキャラの話をするから、苦手な人はごめんね。

なんか、昔からインターネットってオリキャラを隔離しておこうとする文化あるよね。倣っておきます。

 

 

 

 

ちょっと改行もしておく。白文字では書かないから安心してね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから書きます。

今回は、ヘラヘラとした大金持ちキャラ『大金持 遊』でプレイしました。

詳細も貼ってしまう。

iachara.com

彼を例にして、いつもどうやってキャラを作るか書いていきます。

 

①ダイスでステータスを決める

とにもかくにも、これがなくては始まらない。

ステータスに関しては、

STR=武力、CON=体力、POW=メンタル、DEX=素早さと器用さ、APP=ビジュアルの良さ、SIZ=身体の大きさ、INT=思考力と直感、EDU=学力、幸運=運の良さとざっくり捉えています。

今回は器用さと直感と運がそれなりに良いけど、力と学力は無さそうだなあ、あとは平均的だなあ。という取っ掛かりを得ます。

漫画やゲームで考えると、ウソップとかドラクエの遊び人みたいな物語の真ん中にはいないけど面白いキャラが浮かんでくる気がします。

 

②推奨技能を見る

シナリオに参加する上で欠かせないのが推奨技能。これを使えるのと使えないのでは、チームへの貢献=皆との調和=面白さが大きく変わります。

今回の推奨技能は<目星><聞き耳><交渉技能><心理学>、準推奨技能は<図書館><自然><回避>。また、プレイヤーが多めのシナリオだったので、全部はなくても良いし、そこまで一つ一つを高くしなくても良いかなあという風にザックリと捉えました。

 

③キャラの立ち位置を考える

ロールプレイをする時に、シナリオの雰囲気や周りとの感覚から、どの立ち位置で会話をしたら楽しめそうか考えます。

今回はシナリオにおける怪奇性の比重が高いことや、他の参加者が演じるキャラの年齢が高くなりそうだったので、しっかりと話せるタイプのが楽しそうだなあと判断しました。

まあ、どんなシナリオでも口は達者なキャラのがやってて楽しいんだけどね!積極的に絡みにいきたい。

ざっくりと落ち着きがありつつも口は回るタイプか、バカなお喋りタイプかの二種類に分けられる気がする。今回は後者になった。

 

④ぼんやりとキャラ造形をまとめる

ここまでの流れで能力、スキル、性格、あと年齢も決まっているので、これらをまとめ上げられる職業を考えます。その結果、若くして金を手にした成金にしようと出力されました。

そして、そこに何らか面白そな要素をぶちこみます。以前やったやつだと「扱われ方が軽い」とか「追いつめられるとキレる」とか。この辺の追加要素は、前に見た作品で出てきたとか、最近考えていた物事とか、何の脈絡もないけど思いついた等で生まれます。

今回であれば「改名をした」がキー要素。前に、キャラが出来てから名前を付けることで、本来見えてはいけないはずの製作者の影が見えてしまうのではないか?という疑念を抱いたことがありまして。暑苦しいキャラの名前が熱繰椎造(あつくる しいぞう)って名が体を都合よく表しすぎだろ!みたいな。

それはそれで面白いから良い!という結論になったんですけども、じゃあそのアンチテーゼもやってみるかという事で、僕じゃなくてキャラクターが自分に名付けをしたという流れを考えました。

そして、キャラが過去に大金持ちになって遊んで暮らしたい!と願ったことから『大金持 遊』という名前に改名した……という設定を付与しました。

 

⑤ビジュアルを作る

大体どんなキャラかが分かってきたので、頭にあるビジュアルを具現化させます。

ただ僕は絵が描けないので、picrewというモンタージュでキャラを作れるサービスを利用します。

しかし、これがなかなかの曲者で、やってく内に当初頭の中にあったビジュアルからズレるんですよね。それは自分の癖が混ざったり、こっちのがしっくり来るし面白いかなという誘惑によるものだったりします。

大金持くんも、当初は「思い付きで改名した以外は至って普通の人間で、見た目もモブっぽい感じ。それが逆に変人感があって怖い。そのアイコンとして眼だけちょっと虚ろ」というイメージだったのが、最終的に「常にヘラヘラしてて目の逝った享楽主義者」というビジュアルになりました。不思議だね。

 

⑥スキルを振る

ビジュアルまで出来たら彼のバックストーリーや人間性がブワッと湧いてきますので、スキルを振ってより細かなデティールを整えます。

口が回るから交渉技能は「言いくるめ」に振ろう。サングラスをかけているから「目星」はあんまり伸びないかな。大金持ち過ぎて刺激を欲しているから「オカルト」に興味を持っているだろうな。人の気持ちはあんま気にしなそうだから推奨だけど「心理学」は取れないかな。過去にキツい目にあっているから「応急手当」が出来たり外に居るしかなくて「自然」に詳しくなったんだろうな。

ここまで来るとほぼ完成です。

 

⑦過去を考える

彼がなぜ今の彼になったのかという過去の部分を考えます。何も無しに成人男性は生えてこないので、過去に想いを馳せることが重要となってきます。

履歴書の空白を埋めるように、現在のビジュアルやマインドに至るまでの道のりと、今回のシナリオに参加する(巻き込まれる)動機を考えます。

今回については、探索者たちが非パーティキャラの只野から受けた相談に乗ることで物語が開始する、という所まで明示されていました。

大金持が人助けをしていくのは違和感があったので、興味本位だったんだろうなという部分と、彼が改名する流れと矛盾が生じないように、只野との関わり方が決まります。

ここまで行くと、スムーズにキャラが動いています。

 

⑧ロールプレイをする

頭の中でいくら考えても、実際に動くのは本番で、しかもアドリブです。

また、他のキャラと関わる間に、ああこいつこんな風に動いたりもするんだなあと新しい発見があります。大金持は、ちゃんと敬語を使うし、真面目に働くタイプでした。キャラブレと捉えられそうだし、事実僕のロールプレイが未熟なのもありますが、意図せず生まれたものほど面白く感じてしまいますね。

また、SAN値チェックではほぼミスなく進み、成長分も合わせると初期から+17の値を得ました。思ってたよりメン強だったんだな。

もし次も出てくることがあったら「こんなの余裕だぜええ!!」と突っ走るか、あるいは「お前らには向いていないな」と先輩面する歴戦の強者になっているかもしれません。

 

以上!次はどんなキャラと向き合うことになるのか楽しみです。女性キャラをやったらどうなるだろうなあ。