peruminote

かきおき

23/03/12 ソレナンテ・エ・ロゲ

こんばんは。ぺるみんです。好きな嘘偉人は南冲尋定。尋を"えろ"とは読まんだろってとこも含めて好き。

 

昨日、ブルアカの最終編をクリアしたんですが、タイムラインはもうお祭り騒ぎ。勿論僕もその一人……と言いたいところなんですが、PHT決戦イベをすっぽかしていた事や、直前に別ゲーをクリアした熱気立ちからのブルアカは急シフト感が出るところに負い目を感じて、全然ツイートしてませんでした。うーん、この。

ただ、人のツイートを見てはストーリーに震える者、キャラの可愛らしさに言及する者、クリア記念アイテムについて語る者などなど、様々な反応を感じられて楽しかった。

中でも、特に印象的だったのは「みんなでエロゲをプレイしてた頃の祭りが帰ってきた……!」といったツイート。

 

これはめっちゃわかる。ブルアカはエロゲの系譜。イラストがスケベだとかそういう所じゃなくて、ストーリー展開や雰囲気の綺麗な部分にエロゲっぽさを感じる。もっと言うと、OTAKUが濃縮された作品だという感覚にエロゲを見ている。

ただ、この感覚が正しいのかどうかというのは正直良く分からない。何故かというと、僕がエロゲを一つもやったことがないからです。

 

だからかもしんないんですけど、エロゲで育ってきたオタクとか、エロゲを作ってきた人たちに憧れと尊敬の気持ちを持っています。憧れ……?いや、憧れなのかは微妙な所ですが、一番近い気持ちが憧れ。あ、僕が草分け出来ていないアマゾンを進んできた人々だなあって。

だって、エロゲって世に出ている作品の中でも取り分けマニアックな感じがするもの。ブルアカでも宗教や神話の用語を下敷きにしたものがポンポン出てきましたが、まさにあれ。一風変わった方面に熱量と知識欲を持った人が製作して、オタクがそれを吸収していくというコミュニケーションは、外部の人間が入り込む余地を感じさせない分、よりトガった世界のニオイを放っている。

そして、オタクとして生きながらに自分がそこからは蚊帳の外に居る気がして、くすぶった感覚があるんだよなあ。

 

やっぱり、高校の頃にエロゲを出来なかったというのは痛手だった。勿論、R-18の分野なので規律上は高三になって出来るかどうかというところだと思いますが、何となく、エロゲをやってるオタクってもっと早いタイミングでやってるんだろうなって。アンケート取ったら、エロゲを初めて遊んだ平均年齢は18を下回る気がします。その是非はともかくとして。そんなちょっぴりアウトローな部分にも憧憬を見ているのかもしれない。そうか、僕がエロゲ界の人間に感じる憧れは、昭和の学生がヤンキーを見ている時と同じ感情だったのか。

僕は高校時代に自分のPCを持っていなかったり、プライバシーの無いような家にいたので、買ってたとして遊べたかというと無理だったと思う。そも、オタクに傾倒していったのも大学からだった。その上、大学に入ってからも、逆にこの年でやり始めるのもダサい気がする……!という感覚でいましたね。

唯一、18歳の時に遊んだR-18指定ゲームのコンシューマ版(CERO:C)を遊んで、それが僕の持ち合わせている唯一のエロゲ観です。今、公式サイトにCEROなんぼだっけって見に行って流れたOP映像で心をやられてしまいました。唯一の観なので何度も言及している気がするけど「俺たちに翼はない」はめちゃくちゃいい作品です。当時貸してくれた先輩にずっと感謝している。

 

でも、やっぱ触れておきたいよね、エロゲ界に。もうエロゲで育ったオタクにはなれないけど、それでも構わないよ。かつての名作に触れて、その熱気を浴びたいよなあ。

てことで「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」がやりたいなと思って調べているんですが、これって近年にやはりコンシューマリメイクが出てるんですよね。システム面とかを考えると、絶対こっちの方が遊びやすいんだろうなって……。悩む。でも評判を調べてネタバレ踏むと勿体ないし、というか当時を遊んだ人間なんて絶対リメイク版のことを「まぁ、ね……」みたいな扱いしてそうだから正当な評価がされているのかなーー(偏見)。

その上、今月末に当時のものの移植版が出るそうです。正確には96年に発売されたオリジナルのPC-98版を、2000年にwindows移植したバージョンがあり、今回それをwin10,11に移植したバージョンになるそうです。でも、移植担当Pが原点って言ってるから多分、原点に最も近いのがこれなのでしょう。うおっ、強火の人が動いたんだろうなあ。これだよ、この熱気だよ!

 

うわあ、どっちをやっても違う楽しみがあるんだろうなあ。今遊んでいるゲームをクリアしたらやっていこう。そして、その熱で僕を焼き切ってくれ……!