peruminote

かきおき

24/06/29 鍛造!はじめてのシナリオ製作

こんばんは。ぺるみんです。手が弱く、熱いものを持つのが苦手。

 

昨日やってきたシノビガミの振り返りをやっていこう!

今回は、GM側でシナリオを回していきました。そして今回は、シナリオを初めて自作し、それでセッションを行いました。いやあ、楽しかった!

 

シノビガミのシナリオ作成に関しては、大まかに分けて3つ作成する必要がありまして「①ストーリーライン」「②キャラクター」「③調査対象」の要素があります。

ストーリーラインは、物語の発生から、それが完結するまでの道のり。キャラクター達が入り込む舞台では一体、何が発生し、どうすればクリアと見なせるかという背景と誘導の部分。

キャラクターは、プレイヤーキャラクター達が持っている表向きの【使命】と本当の【秘密】について。シノビガミというゲームでは、相手に見せる顔としては表の使命に向き合っていきつつ、本当は裏の秘密を達成できるように動いていかなくてはならないのです。(表と裏が共通している場合もあります。)

僕らの卓では【使命】と【秘密】を持った状態でキャラメイクを始める事が多いので、GMとしては二つの情報を与えた時点で、どんなキャラを作ってくるのかなあと楽しみです。また、GMが動かすNPCの方も使命、秘密、そして設定を用意しておきます。人が人の秘密に触れる瞬間、楽しいよな……!フフ……。

調査対象は、作中でキャラクターが獲得する情報の部分。辺りを探るとこんな情報が手に入ったよ!的な。作中のピース。

 

世の中には、多くのシノビガミユーザーがいらっしゃるのでインターネット上にも多くのシナリオが公開されているのですが、僕はこれが見てえ!となると、ジャストフィットするには自分で作るのが一番ストレートな方法!創作の熱が噴きあがったのなら、出したい季節!!

ということで、作ってきました。以下、自作の話をするよ!念のためネタバレなしにしておこう。しかしこれはどこ向けの配慮なんだろうか?いずれ、どこかでまた纏めて公開するかもしれないということで。

 

タイトルは『アームチェア・エージェント』。

あらすじ

令和6年6月6日、K市にて男性の遺体が発見された。貴方達は、シノビの関連事案として調査に乗り出した。ただしPC達は皆、それぞれ抱える事情のために外へ出ることが出来ない。そのため、オンライン通話サービス『discovered』を駆使して調査し、任務解決を目指すのであった。

という、ミステリー風の作品にしました。やっぱね!初めて作るに当たっては、自分の好きなものをギュッと凝縮させたものが出来上がります。

今回作る上で影響を受けた作品を挙げていくと、古畑、逆転裁判ダンガンロンパ、ソムニウムファイル、シロナガス島、東京サイコデミック、ガリレオQEDカリギュラ……。パッと思い当たるだけでもこんなに。他にもたくさんあるんだろうな。知識元としてK2や数々の刑事ドラマ、ペルソナも含まれていそうです。

特に古畑についてはタイトルのオマージュ元でもあるので、ロゴデザインやアバンタイトルに反映させました。倒叙ものにしておけば良かったかも!今度作るなら、倒叙ものでもやってみたいな。

 

最初はオンラインでやるセッションだし、内部のキャラクター達もオンライン通話でやる設定にするのはどうだろうかって発想からスタートしたんですが、僕の好みが反映されていくうちに、どんどんミステリー風になってました。

「風」というのは、シノビガミのシステム上、緻密に推理を積み上げていく事が難しいからですね。ダイスで進む以上、情報を確実に取らせられないし。そして何より、本格は僕が書けない。

ただ、CoCをやっている時から、TRPGで情報を徐々に獲得していくところに、僕の好きなADV作品に近しい楽しさがあるなと思っていたので、折角なら謎解きものにして、情報を「つきつける」とこもやってもらおう!と決めていきました。

 

なので、ミステリーものあるあるの相関図ボードも用意しました。前回、次GMをする時は気楽にやろうと思ってたのに結局凝っちゃった!情報が判明すると、ここに反映させていく方式です。

クライマックスフェイズ突入時には、事件のおさらいを一から進めていき、PCたちと一問一答で情報の結びつけをやっていただきました。そういや、ダンガンロンパではクライマックス推理の名称で振り返りパートがありました。PCをした友人からも、つきつけパートが楽しかったと好評で嬉しかったあ。

ちなみに、左に写っているのはNPCキャラクターの『浦井 賽(ウライ サイ)』です。ミステリーものでお助け役をしてくれる女の子はかわいい!!!!という、僕の趣味嗜好が大いに反映された娘です。TRPGシナリオ初作という事で、賽=ダイスという重責感ある名前を付けてしまいました。非常にお気に入りなので、またシナリオを作る時には何らかの形で出せたらいいな。

 

浦井のバックにも設置してある通り、各キャラクターの定位置にはそれぞれの部屋画像を準備しました。あらすじにもある通り、各々が【秘密】に書かれた事情でそこから出られないイメージを高めて頂くため。

そして、僕が何よりこのセッションで見たかったのは、PC達がその【秘密】と向き合い、どう答えを出していくのかというところ!ありがとうカリギュラ、あなたのお陰で僕はこんなにも高いモチベーションで走ってこられたよ。

セッション1日目の終わりをそこで迎え、明日はその辺りのドラマパートを挟みますとお伝えしたところ、翌日はそれぞれ素晴らしいドラマを見せて頂きました。

 

初シナリオ、反省点もありますが大満足です。

またやってみたい設定もあるので、書き始めよう。友人のモチベも素晴らしく高いので、いつ出せるかは分かりませんが!鉄は熱いうちに打て!創作の熱が高いうちに鍛造しよう!