peruminote

かきおき

22/06/11 心の海へと漕ぎ出して

こんばんは。ぺるみんです。美術館の思い出は、大学時代にエッシャー展を見に行ったこと。ちょうどペルソナ5の発売直前、近所の中華料理屋に優待券があって行ったんだよなあ。騙し絵って脳がしっかり訳分からなくなって面白かった記憶。

 

行ってきました!ペルソナ25thフェス!!ところざわサクラタウン!(角川のオタク系・サブカル系美術館。本棚劇場とかが有名だけど今回は行かなかった。)

捻じれた岩壁みたいな、異質の建物内3Fに、ペルソナにまつわる展示物が飾られておりました。建物が異質すぎて、壁の反りを指でなぞって接写する建築物のオタクを見かけた。フリースタイルミュージアムだ……と思いました。

 

行く道すがらでは、尋常じゃないくらいの雨が降ってきて帰ろうかと思いましたが、展示内容がこれでもか!というくらいペルソナ好き向けだったので、本当に帰らなくて正解でした。

バスに乗った瞬間、セーラー服を着たおじさんがいて、きつねの嫁入りってこんなまやかしも出してくるんだ……って思いましたから。惑わされず無事にたどり着けて良かった。

いや、こんな味わい深かった人の話がしたいんじゃないんだ僕は。ペルソナ25thフェスの話がしたいんだよ。

 

サクラタウンにたどり着き、ミュージアムの2Fで当日券を購入。3Fの会場まで階段で並びつつ待機という形だったのですが、かなりの大盛況っぷり!20~30分くらい待ちました。もう開催3週間目なのに、こんなにか!と嬉しさ半分、驚き半分。世代、年齢、幅広くお客さんがいて、なるほど覇権コンテンツじゃねーの……となりました。

待機中、場内に設置されている機械からペルソナの召喚音がビシッ!ビシッ!と響き続けていました。誰の心にもペルソナはある。そういう事だろ?

 

入場すぐの場所では、これまで販売されたパッケージ版が展示されていました。コラボVitaとかコラボDSとかあったね……流石にホイホイ買えないもので持っていませんが、現物見ると憧れちゃうなあ。後はゲームの豪華版とかね。ペルソナ5ロイヤルの豪華版は確かTシャツが付いてたからかすぐ予約終わっちゃてて買えなかったんだよなあ。

KADOKAWA関連という事もあって、ペルソナマガジンや、ペルソナが表紙を飾った号のゲーム誌がパネル表示されていました。電撃Playstationの廃刊をここで知る……。

 

そして展示会のオープニングムービーを見てから各タイトルの展示室に入っていく流れになるのですが、一番最初にベルベットルームへ通されるというのが憎いところ。

全ての人の魂の詩が流れていて、いやもういつものいつもの!精神の実家!でも君についてた歌詞設定は初めて知ったよ!そんな設定が、あったんだ……。

しかし群青色の連中、本当にい~~見た目してるよなあ。なんだかんだでエリザベスが好き。飾られていた初期設定画のマーガレットさんもめちゃくちゃタイプだったな。でも今の方が茶目っ気ありそう。素敵。

マリーは存在がずるいから……好きって言うと負けた気がして………………好きです(敗北)。

 

女神異聞録ペルソナのエリアに飾られている設定画には、直筆で当時の製作者が書いていたであろう直筆のコメント(こいつはこういう奴で、でもこんなところもあって~)がありまして、それはファンが一番見たいやつだ……!という。でも、時代もあるのかもしれませんけどめちゃくちゃ荒木節っぽかったな……。さすが人間が人型の能力を出す作品なだけはある……!

初代は特に惜しみなく貴重な設定資料が飾られている印象を受けました。シナリオ原案の1ページもあり、里見直さんの名前が書かれていて、カリギュラ(初代)の人だ!と思いました。時系列が逆だ逆。

ペルソナ2罪罰はプレイしていないのですが、展示室に詰め込まれたキャラや設定を見ると絶対に面白いよなあ……!って。なんとか、なんとか令和並に遊びやすくなったやつ無いですか……?

 

タナトス!!!!!!!

3のコーナーには、巨大タナトスが鎮座していました。実際のゲームに出てきたタナトスを考えると、これでも適正サイズなのかな。相変わらず痺れるほどカッコいいね。本編だと即死スキルメインだったからあんまり活躍させられなかった気がするけど……。それこそ今リメイクされたらムドの仕様がメガテン5と同じ(ダメージ+即死)になって使いやすくなるのかな。ブイブイ言わせてえよ、タナトスで。

かっこよすぎるので、別ライティングのタナトスも貼っておきます。

 

ちなみにペルソナ3のコーナーには、気合が前のめり過ぎることでお馴染みの企画書も一部ありました。いや、そのくらいのパワーが必要なんだな、何事も……一社会人としてエールを受け取った。気がした。

news.denfaminicogamer.jp

 

えびでいやんらい、ジュネス。

これを言うとキモオタすぎるのであまり言わないようにしているのですが、今日だけは言うと、ペルソナ4は間違いなく僕の青春だった……。

青春女過ぎて拡大して撮ってしまった雪子。

 

ここにも企画書や設定画があり、ほうほうウホウホとゴリラ閲覧していました。あの田舎美少女的なのは一体なんだったのかが気になりすぎたな……初期設定?

お店で話しかけた時に展開するUIのエフェクト指示書がめっちゃくちゃ細かくて、ある意味一番感動したのはこの指示書だったかもしれません。ペルソナのUI、1ゲームの持つ武器として強すぎる。そこまでやるか!?の結晶だ……。でも、今回これを見て、そりゃUIが武器として成立するわけだ、と納得しました。

ちなみにこの一角ではG版の分岐ルートエンディングの設定と絵コンテも飾られていて、急に湿度変わってきたな……と思いました。

 

青春番長。

 

P5コーナーになると人の流れが急にキュッと狭くなり、もうそろ出口というのもあったかもしれませんが、やっぱりみんな5が大好きです!になってるねえ!と思いました。

展示室ではここまでもずっとキャラの立ち絵と名セリフが貼られていたんですけど、明智は相変わらずケーキをいじられていました。かわいいね。

 

飛ぶセーヌ。

 

いや~~~~、ずっと心を掴まれている作品をここまでじっくり鑑賞できたので来てよかったあ!!!と思いました。掴まれている心がそう叫んでいました。

デザインセンスがずっといい。25年の歴史を見たんだよな……?なんでずっと最先端を感じ続けたんだろう……。そして線画がうま過ぎてたまげた。線が綺麗すぎてデジタルかと思ったのに、近づいたらアナログのそれだった。

 

惜しむらくはお店が込みすぎててルブランカレーにありつけなかったことですね。本当に心残りだ。この為だけにもう一回行きたいもんなあ。

開催は7月10日までか……厳しい。この世のどこかで常設展示していて欲しい……。それか、いつかペルソナ6が出たらその時はまたやって欲しいですね。

頼む!ペルソナ6!来い!!!

 

ちなみに、冒頭できこえていたペルソナの召喚音は、召喚体験コーナーの音でした。

ランダムに出る中、ヨシツネが出ました。僕の心の形は判官びいき逆張り)、ってこと!?決めろ!無敵の八艘跳び!!!!