peruminote

かきおき

21/06/22 マインド・ハック

引き続きレイジングループを楽しんでいます。このゲームはクリア後に暴露モードというのが存在しておりまして(この会社のADVで恒例らしい、普通に別作も興味出ちゃったな)。ONにすると本編の要所要所にこの時こいつはこんな事考えてましたーとか、裏でこんな事がありましたーっていうのが差し込まれちゃうんですよ。これがめちゃくちゃに楽しくって、更に本編の深みに引きずり込まれます。ズブズブ。単に一読で内容を理解しきれた気がしないので、再読のモチベに繋がるのもいいですね。

ただ、こういう書き物の深みにハマると思考中の文体が引き摺られちゃうんですよね……。普段頭の中で「ふむ……」みたいな芝居がかった言い方や「と言うことらしい」といった語りかけ口調なんか出ないじゃないですか。でもこういう作品に触れた後は何でかそういう思考になるんですよねえ。ジョジョを読んだ後、頭の中に「〇〇なんじゃあないか?」的な節回しの自分が生まれたりしません?流石にそこまでの厨二じゃないので外部にまでは出しませんけどね!一応!幽閉幽閉。

ADVの主人公って事件解けるくらいには賢いし、ボケもツッコミも出来て面白い。その上フックのある考え方をして来るんですよね。そいつと何万文字という付き合いをしていくと、頭にそいつが残ってしまうんだなあと思います。一種のイマジナリーフレンドなのかな。しばらくすると本来の僕がそいつを飲み込んで消えてしまうんですけどね。作品とお別れする寂しさが産んでいるんじゃ無かろうか。そんで主人公が「キミはもう一人でも大丈夫だよ」と判断したら22世紀に帰っていく……そういうシステムなのかもしれません。

ただ昔、伝記だか映像記録だかを見せて世の全員そいつに変えてやろうみたいな作品があった事を思い出しました。怖っ。自分は保ち続けたいですね〜。