peruminote

かきおき

23/07/05 おっと、こんな時間に誰か来たようだ……

こんばんは。ぺるみんです。お留守番の時に悪い想像をして震え上がるタイプの子どもだった。

 

レインコードをクリアしたので、もっとミステリーに触れていきたいなと思って、小説を読むことにしました。

とはいえ、いきなりガッツリとしたものだとハードルが高いので、キャラクターを知っている金田一少年の事件簿ノベルスから購入。事件タイトルは『電脳山荘殺人事件』。名作として評判高いので聞いたことがある人もいるかも。実際、僕もあらすじは知った状態でしたが、それでも読みたくなる面白さがある作品です。

 

この作品、何がすごいって1996年に書かれた作品であるにも関わらず、チャット上でのハンドルネームや匿名性、オフ会を題材にしているんですね。インターネットではなくパソコン通信の時代に書かれたとか。パソコン通信……?正直聞き馴染みが無い!(ので、今回購入した文庫ではパソコン通信がインターネットやチャットで言葉が置き換えられているらしい)。

自称一流商社マン、マンガ家、パンクロッカーなどとしてチャットに集まる面々は実はどんな人物なのか……という正体を知る背徳的な楽しみも組み込まれており、僕がカリギュラで遊んだ時から何年も前に存在していたのかと思うとすげえや。

 

ちなみに今回は、出張中に読んだんですけど、中々いい宿で読むことが出来たのでそういった意味でも雰囲気バツグンでした。怖い意味で。雪山の山荘じゃ無くて良かった……。

しかし、誰か来たみたいだって言う被害者、マジでいるもんなんだな。

 

宿には文庫本も置かれていて、『銀河鉄道の夜』があったのでそちらも読みました。通しで読んだのは人生初かも。授業で扱ってないはず。

綺麗な表現や、綺麗さを表すためにふんだんに言葉が盛り込まれていたことが印象的でした。ダイヤモンドで止まらず、金剛石と言い換えてまで情景を伝えたいという拘り、好きだなあ。

 

小説を読むのって苦手意識もあるし、今も読み方下手だなって思うんですけど、これからまた読んでいきたいですね。ミステリーのオススメあったら教えてください。……っていう締め方前にもやった気がするぜ。